旧河辺村は昭和63年、龍馬がたどった旧街道を「龍馬脱藩の道」として整備した。この道は、榎ケ峠から泉ケ峠まで約15キロの山道で、龍馬が村内を通り抜けたルートとされている。
ルート沿いには、安政2(1777)年に氏神などを祀る神社参道として建築された屋根つきの「御幸の橋」(県指定民俗文化財)があり、周辺には時代劇に出てきそうなほど美しい山里風景が残っている。
こうした昔ながらの景観美のPRも合わせて、平成元年に始まったのがウォークイベント「わらじで歩こう龍馬脱藩の道」。龍馬脱藩の道保存会が毎年9月に開催し毎年、町内外から定員を上回る300人以上の参加者があるという。
催しでは、住民手作りのお弁当なども人気を呼んでおり、地域と一体となった町の一大イベントに発展している。今年は松山市から95歳の男性も元気に踏破するなど、脱藩の道を生かしたイベントは町内外にじわりと浸透している。
同保存会の梅木良照・副会長は「過疎と高齢化が進む地域にあって、(ルート整備の)草刈りだけでも大仕事。でも、イベントを楽しみにしている人たちに励まされています。最近では年間を通じて一般の観光客も見かけるようになりました」と知名度が高まっているイベントに夢を託す。
一方、坊っちゃん劇場では、ジェームス三木さん(73)が脚本と演出を手がけ、わらび座が制作したミュージカル「龍馬!」がブレークしている。
開館初年度(18年度)の第1作「坊っちゃん!」が年間で約6万6000人、2作目の「吾輩は狸である」は約6万1000人という入り込み客だった。だが、今年度から上演を始めた第3作の「龍馬!」は10月末ですでに6万人を突破。来年3月の最終公演までに10万人に達する勢いだ。
「入場者の6割は県外客。リピーターも多く、10回以上見た方も多くおられます」と人気上々の龍馬人気に劇場支配人の山川龍巳さん(56)も満足げ。
10月には高知市内で、同ミュージカルの特別公演が行われた。おひざ元の高知でさえ、龍馬を知らない青少年が増えているという現状を嘆いた政財界有志が、実行委員会を発足させ公演を誘致したのだった。
郷土が誇る傑人を扱った作品とあって公演期間中の13日間だけで約1万5000人が詰めかけた。同市の高校生は「わかりやすくて面白いし、感激しました。終演の後、周りもみんな涙で目を赤くしているんです。龍馬をもっと知りたいと思いました」。同市の山中聡子さん(73)は「高知に生まれたことが誇らしく思えました」と話した。
実行委に携わった高知経営者協会常務理事の西山彰一さん(53)は「観劇した子供たちにとって生涯忘れられない出来事になったと思う」と公演誘致の成功にほっとした表情だった。
なぜ今、龍馬なのか?ミュージカルで龍馬役を演じるわらび座俳優の上野哲也さん(28)は「いろんな立場の人の心を思いやる優しさかな。役作りを深めようと、どんなに掘り下げても常に新しい発見がありますよ」と話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081123-00000039-san-l39
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また龍馬ブームとは高知県出身者として嬉しいかぎりです。
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